今頃韓流とは。

いきなり嵌まったんです。具体的には「主君の太陽」のコン・ヒョジン。

わたしがへんなおじさんです。

「マイ・ディア・ミスター~わたしのおじさん~」見終わりました。

暗い暗いドラマでありました。IUがほとんど笑わない人として

出ていました。

コン・ヒョジンでなかったらIU。

私は次の結婚をそう決めています。

もちろんそんなに何度も結婚したわけじゃなく、

次が三度目の正直、こんどこそと思ってます。

 

子どもの頃に人を殺した経験があるというIU演じるイ・ジアン。

男はイ・ソンギュン、役名はパク・ドンフン。

イ・ソンギュンて、「パスタ」で偉そうなシェフやってた人で、

コン・ヒョジンといい仲になっておりました。

コン・ヒョジンのことを金魚、金魚言うて。

あれからかなり経って、偉そうにするのは反省したんでしょう、

常務になってるけど奥さんは大学の後輩と不倫しててね。

しかも大学の後輩は社長で、IUを使って会社を追い出し、

離婚させようと画策してる。この男、「かくれんぼ」でも

こざかしい役しておりました。

 

でまあ、イ・ジアンは盗聴しながらパク・ソンフンの動向を探り、

だんだん好きになっていきます。自分の過去を知っても彼は

イ・ジアンを守ろうとし(殺したいうても正当防衛で無罪なんです

がね)、その姿勢は一貫してるんです。イ・ジアン本人にもない

自分を肯定する姿勢です。イ・ジアンに父を殺された若者に

向かって、「俺でも殺してた!」

借金取りのおっさんです。そのおっさんがイ・ジアンのばあさんを

殴るのに耐えかね、子どもだったイ・ジアンが刺してしまう・・・

 

まあ、明るくなりませんわね。借金返すためにスパイじみたこと

してたんですけど、心惹かれ・・・というのか、自分を認めてくれる

存在はばあちゃんと弟しかいなかったイ・ジアンに味方が現れ、

その味方には家族、友人たちがいて、その人たちはイ・ジアンを

受け入れてくれる(過去のことは知らないままですけど)。

心閉ざさざるを得なかった少女が社会に向かっていくという話です。

すっかり社会に背を向けた私は、最終回、泣きました。大泣きでは

ありませんけど、おばあさんが亡くなったあと、街を離れ遠くに

行くことを告げるシーンで、よかったなあ、よかったなあと

一人泣いてしまいました。なんて気のいい初老なんでしょう。

それと、再びソウルに戻ってきて、偶然の再会。

そこでもまたちょい泣きです。

それまでほぼスッピンで、パク・ソンフンたちのたまり場である

居酒屋のママさんに、自分がきれいだって知らないのねと言われ

てました。ママさんはSKYキャッスルに出てた人、オ・ナラさん。

日本デビューはむずかしそうな名前です。

再会した時のイ・ジアンはすっかりOLさん(死語?)で、

きっちり化粧してました。だいぶ顔の印象が変わるもんですね。

もちろんスッピンの方が私は好きなんですが、見慣れてるのは

化粧してる顔ですわね。ですわねと書くとおっさんじゃない

感じですけど、大阪弁ではですわ、ますわで終わるのはありです。

そこに柔らかくなる「ね」をつけるのもありです。ありですわ。

ありですわね。となります。

うちの父はよく「ほな、そうしまっさ」と、語尾を「っさ」で

終えてました。しますわがしまっさになるんでしょうね。

どこに逸れてるんでしょう。

 

今週中に見ないと終わってしまうGyaO!

「ありがとうございます」。コン・ヒョジンが出てるやつです。

1週間の間に8話見なあかんのです。こっちはレビューでけっこう

高評価なんですね。泣いた、号泣、なんて言葉が見られます。

16話のうち11話まで見たんですが、私には泣くシーンが

まだ現れず、ただただ12年ほど前のコン・ヒョジンが愛らしい、

というドラマなんです。なんだろうな、すでに感染してるからかな、

コンブリーというあだ名はほんとうまいなと感心します。

 

IUの次の(韓国ではもう終わってますが)作品は「ホテル・デルーナ」

もうどこぞのCSチャンネルでは始まってるのかな?

ただで見られるのはいつになるのかわかりませんけど、ひねくれてない

まっすぐおバカさんなIUを見てみたい。若いころにはやってたような、

私が途中で挫折した感じのやつ。チャン・グンソクと出てたやつかな。

あれの、ちゃんとした大人のやつ。どんなイメージやら・・・