今頃韓流とは。

いきなり嵌まったんです。具体的には「主君の太陽」のコン・ヒョジン。

ハングルを習うというは自己をならうなり。

月曜のお勉強会、先生は韓国語で話すことを

増やした。早口なんだ。家族からラッパーと

言われてるというぐらい、早口。

もちろん加減してテンポを落としてくれてるけど、

我々は習いに来てるのであって、理解できる者では

ないのだ。

 

質問をされる。一番前に座ってる、数十年前なら

竹達なんとかさんという声優さんに似てると

言われるような感じの人。

また聞かれる。重ねて聞かれる。まだ聞かれる。

個人授業というか個人攻撃というか・・・。

なんとか答えてはりましたけどね、竹達似さん。

 

長い文章が教科書に載ってる。

「誰か読みたい方は?」

誰が読みたいものか。

「発音がどれぐらいできてるか、わかりますよ」

ああ、そうやなあとついつい言ってしまったら

当てられた。

けど、確かに先生に習う一番の理由はそこだ。

自分一人でやってたんでは

自分の発音がどうなのかはわからない。

 

読んだ。いくつか注意されながら読んだ。

濃音とパッチムのリウルに難あり。

でも他は正確ですよ。と言われたけど、

読んでる時に思ったのは、小学校の時、

25メートル泳ぐテストで必死で泳いだこと。

あと少し、もうちょっと、なんとかなる・・・

50年ほど前のあの時のことを思い出した。

 

先生が言う。

「今度は普通の速さで読んでみましょう」

ん?

私を見ながら言うてはりますけど、

もしかしてもう一度読めと?

平然とした顔で「はい、そうです」

思わず「ドS~~」言うてしもたわ。

 

往復で50メートル。お水、たくさんいただきました。

「もう少し早く読めるようになるといいと思います」

 私もそう思う。

 

今週も2回のお勉強会。

これでも一応予習して行ってんのよ。

予習してあれなんよ。

 

私たちは母語の文字は読むより、絵のように

見て判断してると思う。文章は確かに読んではいるけど

かたまりをつなげてるかんじというか、

一文字ずつを確認しながら理解してるわけじゃない。

不思議なことにわずか6年、それも嫌々やった

英語でさえ、見た瞬間に読める単語がある。

ハングルはまだまだその段階じゃないんだ。

一文字ずつ読まないと進まない。

勝手に読んでるという母語の感覚とはまったく違う。

 

歩くのと泳ぐのはまったく違う。そんな感じかなあ。

今、たぶん25メートル泳ぐ体力ないな。

始めたら半分終わったも同然だ、みたいな言葉が

あったけど、半分まで行けば大成功やなあ。