地球は動かんし、カメが支えてる
嫌い、あるいは違和感のある言葉。
ほぼほぼ
進化
世界観
ほぼほぼはほぼで済むのに、なぜか重ねてる。
ほぼって、大体とかおよそであって、
輪郭のはっきりしない、ぼんやりしたもの、ことを
いう時の表現であるから、一度でよろしい。
使わんからいいっちゃいいんだが。
進化。スポーツ選手がけっこう進化するんで、
テレビに向かってそのつど個人が進化するって
どういうことやねん!と言うはめに。
そんなん成長でええやないか。
進歩やろ、進化と違て。
まあ言葉ですから、変化していくものですから
みんなで言えば意味は変わるけど。
世界観。大層に言うな!
何が世界観だ。
「日式韓流」という本をさっき読み始めた。
”「冬のソナタ」と日韓大衆文化の現在”
こんなサブタイトルがついてる。
この本の31ページに
(ビックリマンチョコのシールの話)
”蒐集行為を通じて「物語」を自ら作り出し、
組み合わせ、最終的にはその背後にある
「大きな物語」ーーーアニメファンの言葉を
借りれば「世界観」---を消費していることを
指摘した”
とある。大塚英二の物語消費論という本からの
引用だ。
びっくりした。
どうも世界観という大仰な、
とにかく大きく言うという(進化もそうだ)
片腹痛い感覚は、アニメファンの皆さんに
よって広められたようだ。
何にびっくりしたかというと、この本が
2004年のものということに、です。
つまり、もう10数年も前から「世界観」は
巷で使われてたっちゅうことですわなあ。
最近よう目にする、耳にすると思てたけど、
最近ちゃうやん。
どんだけ籠っとんねん、自分。